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院長紹介
院長
服部 伊太郎(はっとり いたろう)
ご挨拶
当クリニックは、京阪地区の脳神経外科・脳神経内科専門クリニックです。
脳神経外科や脳神経内科と聞くと、構えてしまう方もいらっしゃいます。「これくらいの症状で受診していいのかな」と思ってしまう方も少なくありません。
でも、脳の病気は予防が大切です。そして、あたまの健康を保つことは、有意義な人生を過ごすための基本です。小さな不安や軽い症状でも、気軽にお越しくださいませ。
頭痛・めまい・しびれが続いている・麻痺がある場合などは、特に、早めにお越しください。
脳の病気かもしれないと思っても、脳に原因がないこともよくあることです。検査で何も見つからなければ、不安がなくなり自信もつきます。脳には問題がないとわかるだけでも大きな前進です。
「ここに来てよかった」「安心できた」「家に帰ってからも改善に向けてがんばろう」と思っていただけるよう、親切・感謝・愉快を信条に、みなさまの人生をサポートいたします。
経歴
- 京都大学医学部卒
- 北野病院、姫路医療センター、北原脳神経外科病院、横浜新都市脳神経外科病院などで
脳神経外科医として研鑽を重ねる。
資格・所属学会
- 医学博士
- 脳神経外科学会専門医
- 脳卒中学会専門医
- 日本体育協会公認スポーツドクター
- 難病疾患指定医
- 身体障害者福祉法指定医師
- 日本脊髄外科学会会員
- 日本認知症学会会員
ドクターインタビュー
服部あたまクリニックは、関西・関東の基幹病院で脳神経外科医として20年以上の実績を持つ服部伊太郎医師が院長を務める、京阪地区の脳神経外科・脳神経内科クリニックです。
あたまの健康を保つことは、有意義な人生を過ごすための基本です。とくに脳は命に関わることもある大切な部位だからこそ、少しでも不安なことはいつでもご相談し、元気になって帰っていただける、居心地のよいクリニックであるよう努めています。
服部あたまクリニックは、頭痛・めまい・物忘れ・顔や手足のしびれ・見え方の異常・歩行障害などがある方や、脳卒中・認知症・頭部外傷・てんかん・片頭痛などの心配がある方など、さまざまな症状の改善や疾患の予防をサポートしています。
服部院長に、医師になった経緯やクリニックのこだわりについてお聞きしました。
医師になったきっかけ・経緯を、教えてください
小学生のとき『ブラックジャック』という外科医がメス1本で人びとを救っていく漫画に面白さを感じたのが、最初だったように思います。
高校生になり、いざ進路を決めなければならないときに思い出して、医師になろうと決めました。高校は同期約200人中60人くらいは医学部に行くような環境でしたから、特別感は全くありませんでした。
大学ではラグビー部に入り、勉強以上にスポーツ に打ち込んでいましたね。いざ専攻科を選ぶとき、スポーツをしていた自分の強みを活かせる科にしようと考えたんです。京都大学には本当に優秀な同級生しかいないので、知識量や記憶力が物を言う科ではとても勝ち目はないなと(笑)。
外科系は、頭脳と同じくらい体力や根性やチームワークが求められます。その中で、親友が熱心に誘ってくれた脳神経外科を選びました。
数ある診療科のなかでも、脳に携わることには、どのようなやりがいがありますか?
普通の人は、脳を見ることはおろか、脳を触ることなんて一生ないでしょう。その特別性と同時に、手術の上手な先達の振る舞いを見て、“手術のうまい脳神経外科医はかっこいいな!”という思いを強く持ちました。
脳の手術というのは、する方受ける方どちら側にとっても極めて特殊な体験なんですよ。今は医療も随分進歩していますが、脳の病気ってやっぱり生死に関わることが多いんです。私が研修医のころは、遺言状を懐に忍ばせて、決死の覚悟で入院してくるような方もいらっしゃいました。ですから私たちも容体が安定するまでは絶対に家に帰らない、という強い思いで病院に張り付いていました。
脳の手術って、顕微鏡を見ながら本当にミリ単位の操作を繰り返すような手術なんです。成功すれば患者さんは社会復帰できるし、うまくいかなければハンディキャップをもって生きていくことになる。そんな人生を左右するような手術で結果を出さなくてはいけません。とても大きなやりがいがありました。
うまくいった患者さんはとても感謝してくださいますし、強いきずなができて10年以上もずっと繋がりや手紙のやり取りがある方もいらっしゃいます。
開業してからのやりがいや大切にしていることを、教えてください
開業してからは、私自身で手術することはありません。先ほどのエキサイティングな日々は遠い昔の話です(笑)。
しかし今は、1年で新しい患者さんが大体4,000人くらい当院を訪れます。手術は、毎日1人手術したとしても年間約300人くらいですから、関わらせていただいている人数の桁が違いますよね。治療や予防の指導を根気よく行って、患者さんの充実した人生を支援することは、手術のようにガラっと患者さんの人生を劇的に変える華やかさはありません。けれども質の異なるやりがいを感じますね。
日々の診療では、親切・感謝・愉快を強く意識しています。
患者さんに対しても、スタッフ同士でも、親切に、そして感謝の気持ちを持って接することは医療人としての基本です。そしてそれに加えて愉快というのが、私自身のこだわりです。
例えば頭痛やめまいの患者さんが当院に来て、帰るときに症状が消えているかというとそんなことはまずありません。魔法使いじゃないですからね(笑)。帰ってからどのように過ごしていただくかも踏まえると、やっぱり「ここに来てよかった」「安心できた」「家に帰ってからも改善に向けてがんばろう」と意欲的になっていただくことが大切なんです。
だから、患者さんの持ってきた負のオーラをがっちりと受け止めて、それを上回るくらいの陽のオーラを患者さんに注入して帰す、そんなことを私もスタッフも心がけています。
ほかにも、こだわられていることはありますか?
私が患者さんと面と向かってお話しする時間は、たかだか10分程度なんです。でも、患者さんのクリニック滞在時間はもっと長いですよね。検査によっては2時間以上かかります。だからこそ、スタッフの接遇はもちろん、院内の環境にこだわらなければならないのです。
清潔なことはもちろん、居心地の良さを追求しています。一流のレストランやホテルの空間から学び、設計し、インテリアを揃えたりしました。
幸い、感染症が蔓延した時期でも、清潔で、密でもない、あそこは感染リスクが低そうだ、ということで、来院患者さんはむしろ増えましたね。
患者さまへのメッセージをお願いします
脳神経外科や脳神経内科と聞くと、すごく構えてしまうものだと思います。だからこそ、クリニック名を『あたまクリニック』と柔らかいものにして、お越しいただきやすいようにしました。
患者さまのなかには「これくらいの症状で受診していいのかな」とおっしゃる方も少なくありません。でも、徐々に進行する疾患もありますから、軽い症状でもご相談ください。頭痛・めまい・しびれ・麻痺が続いている場合などは、とくに、早めにお越しください。
脳のことだと思っても、意外と脳に原因がないことも少なくありません。検査で脳の病気が見つからなければ自信をもって元気に過ごせるようになります。
何もないとわかるだけでも大切なことなんです。ですから、どんな方でもお気軽に来ていただければと思っています。