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てんかんについて
てんかんは、脳のニューロンの電気発射が自発的に起こることで、発作を起こす症状です。電気信号が過剰に不適切に発生してしまい、脳の機能が乱れるため、意識や体の動きをコントロールできなくなるのです。
年齢に関係なく起こりますが、とくに小児と高齢者に多く見られます。
てんかんの症状
- 手足がつっぱる
- ガクガクとけいれんする
- 光や色が見える
- 手足を伸ばしたまま全身が硬くなる
- 発作中、ぼーっとする
- 発作中、反応がなくなる
- 頭痛
- 嘔吐
てんかんの種類や原因
特発性てんかん
脳の損傷や異常が確認できず、病変がないのに発作を起こす場合を特発性てんかんと言います。原因は明らかではありません。
部分発作を起こす特発性部分てんかんと、全般発作を起こす特発性全般てんかんに分けられます。
症候性てんかん
病変や原因が明らかな場合を、症候性てんかんと言います。原因となるのは、脳卒中・脳腫瘍・脳炎・頭部外傷・感染・脳の先天性形成異常・アルツハイマー病・出生時の低酸素脳症などです。部分発作を起こす症候性部分てんかんと、全般発作を起こす症候性全般てんかんに分けられます。
てんかんの治療
60~70%の方が抗てんかん薬の内服により発作が止まります。抗てんかん薬によって、多くの方が日常生活を問題なく過ごすことができます。
薬で発作が抑制されないケースでは、場合によっては手術で症状を軽減したり、完治させたりすることもあります。