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- 認知症や物忘れにお悩みの方・ご家族様へ
認知症になる前に
認知症になる方は、どんどん増えています。しかし、認知症の進行を遅くすることはできても、完治させるお薬はありません。
認知症の原因には遺伝などもありますが、多くは生活習慣に起因しています。
40代ぐらいからの生活習慣の蓄積で、60〜70代になって発症することが多いです。
当院にも、認知症の方が多くいらっしゃいます。しかし、進行してしまっている場合は打つ手が非常に限られます。進行してからでは、認知症に効果のある生活指導をしても忘れてしまうため、実行することができないからです。これは非常に残念なことです。
そのような患者さんをたくさん見てきて、「もう、これは予防しかない」と考えるようになりました。
物忘れが気になるようになったら、すぐにでも生活習慣の見直しをはじめましょう。
認知症にならないための予防を啓蒙していくことが、私の使命だと考えています。
予防に力を入れ、健康に暮らせる毎日をサポートいたします
生活習慣といえば、食事・運動・睡眠が基本となります。
そしてこれは、長年の習慣だからこそ、1人または家族だけで変えるのは、簡単なことではありません。
少し頭の働きが衰えてきたなという方は、遠慮なくお越しいただき、一緒に生活習慣を振り返ったうえで、改善するところを見つけていきましょう。
当院では、保険診療以外(自費診療)でオーダーメイドの認知症予防・健康寿命延長プログラムの作成をしております。興味ある方は院長にお尋ねくださいませ。
認知症の方のご家族へ
認知症の方がいるご家族は、とても大変な毎日を過ごされていると思います。認知症の方のお世話をするには、強い忍耐力が必要です。
認知症は、本人の意思や性格に関わらず、さまざまな症状が出てしまうものです。
健診的にお世話をしても理不尽な反応が返ってきたり、物の置き場所をわすれては泥棒呼ばわりされたり、怒られたり、辛いときもあるでしょう。
家族だけで抱えていては、家族間に不信感が生まれてしまうこともあります。強いストレスに耐えかねて介護している妻や夫が突然認知症になることもあります。
なかには、仕事をやめて介護をしなければならなくなったという方も少なくありません。本人のみならず、家族の社会生活が閉ざされて、経済的にも余裕がなくなるケースもあります。
私たちは、そんなご家族と一緒に、なんとか知恵を絞り、親身になって寄り添い、少しでもよい方策を考えてゆきます。
また、認知症が進んでいないご家族がいらっしゃる場合は、1日でも早く対策をして進行を遅らせましょう。
「ここへ来たら、なんだかちょっと気が楽になった」と感じていただけるよう尽力しますので、どんな段階であっても、小さな不安でも、抱え込まずに、ぜひ当院へお越しください。