認知症の予防

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認知症を予防するには

認知症を予防するには

認知症の発症は、まだ原因不明な点が多く、治療といっても進行を遅らせることにとどまっているのが現状です。
しかし完全に防げないからと言って諦めるのは、よくありません。少しでも長く、安心して健やかに暮らせるよう、予防の意識を強く持ちましょう。
脳血流をよくすることと、血液に悪いものが含まれないようにすることがポイントです。とくにアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症は、よく生活習慣病との関係性が指摘されます。糖尿病・高血圧症・脂質異常症・睡眠不足などを予防し、禁煙や節酒、適度な運動をおこないましょう。

有酸素運動

認知症の予防法として、もっともよく挙げられるのが有酸素運動です。
有酸素運動は、脳由来神経栄養因子を発生させ、新しい神経や血管を生み出します。これが認知症の予防につながるのです。
運動時間は、1日20分以上を毎日続けることが望ましいです。激しい運動をする必要はありません。継続できることを重視してトレーニングしましょう。
とくにウォーキングは継続しやすい有酸素運動の代表として、推奨されます。歩いて買い物に出かけたり、歩いて職場や病院に通ったりと、日常生活でうまく取り入れるとよいでしょう。
歩くだけであってもよいのですが、会話をしながら歩くなど脳の中で2種類の作業を同時におこなうようなトレーニングはさらに認知症の予防に効果的です。

ケガなどに気をつける(寝たきりにならないよう心掛ける)

有酸素運動は非常に大切ですが、ケガや運動のしすぎによる体調不良には気をつけましょう。
転倒したり、それによって骨折したり、夏場に外を歩いて熱中症など体調不良を起こして、安静にしていなければならない時間が増えると、逆に認知症を発症させたり、悪化させたりすることにつながります。

脳や腸によい食生活で健康を保つ

食事は最も重要ですが、最も徹底することが難しいものでもあります。またいろんな説があり、優劣の評価の定まっていない食材もあります。低糖質・低植物油脂・低グルテンは基本となります。肉・豆類・卵・魚で良質のたんぱく質を補給しましょう。野菜やキノコ、海藻で食物繊維を摂取することも重要です。食品添加物はできるだけ体内に入れないようにしましょう。焼いたり揚げたりする高温加熱調理よりも、煮炊きする低温加熱料理の方がお勧めです。

よく噛むことも大切

バランスのよい食事に加え、食事の際によく噛むことも認知症予防になります。1,咀嚼運動により脳血流が増えること、 2,胃腸の調子がよくなること、この2点がその理由です。
そのためには、歯を健康に保つことも重要です。日々しっかり歯磨きをして、歯周病・虫歯を予防・治療しましょう。

脳トレ

文字を書くこと・計算問題を解く・楽器の演奏する・折り紙をする・塗り絵をする・編み物や刺しゅうをするなど、脳トレをおこなうことでも認知症予防になります。
ポイントは、好きなことをすることと手指を動かすことです。イヤイヤやっても全く効果はありません。指を動かすと脳が活性化し、記憶に関する前頭前野などが活発になります。

社会活動に参加する

社会活動に参加する

社会活動に参加することも有効です。社会活動に参加するために、脳に多くの刺激が与えられます。たとえば、洋服を選んだり、髪型を整えたり、持ち物を準備したり、集合時間に間に合うよう計算をしたり、到着までの道順を考えたりすることが、よい刺激になるのです。
またグランドゴルフやカラオケ、囲碁や麻雀などの勝負事はとても脳によい刺激になります。
趣味・ボランティア・デイサービスで仲間と交流するなど、積極的に社会活動に参加しましょう。

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